終電飛び乗る

今朝はスクランブルエッグの朝飯を食べたあと、がっつり貯まった新聞とチラシを束ねていた。
ドラッグユタカに回収センターがあって、持っていくとけっこうなTポイントが貰えるのです。一通り縛ってから、昼前に兄と奥さんとお墓参りをした。お彼岸だ。


昼には母がパートから帰ってきた。とても気持ちのいい天気だったので「どっかドライブでもしよか」となった。
滋賀のクラブハリエに行きたいといったので、洗濯物を干して車を走らせた。



おそらく自分たち親子は、わりと仲のいい方だと思う。
友達と過ごす時間と同じくらい親とドライブにいったりご飯にいったりする。

うちは母子家庭だ。まあそれ自体になんもコンプレックスは抱いてないし、父親がいなくてさみしい…なんて1度も考えたことがない。家が貧乏だったわけでもなく、どちらかというと裕福な方だった。欲しいものは買ってもらえたし、塾も海外も行かせてもらった。そして学生時代も特にグレることなく、盗んだバイクで走ることもなく(笑) 兄と二人進学校に進みやりたいことやらせてもらえた。自分はいま職を失っているが(笑)


それを今振り返って考えるほど、母親の偉大さが分かる。
そして、おじいちゃんとおばあちゃんも自分達の為にお金を貯めてくれていたことに対する感謝もある。
親といる時間は限られているので、なるべく一緒にいてあげるのも親孝行だと思い、そうしてる。死んでから感謝を伝えても遅いのだから。マザコンと呼ばれようと、マザコンと親孝行の違いも分からないやつには話して無駄だろうから「そうやな」と言ってやる。


でも自分はいま経済的な恩返しをできていない。
早く就職して海外旅行連れていってやりたいなとずっと思っている。

そんなことをぼんやり考えていたら、目的地に着いた。

ここに来るのは2回目だ。
ほとんどパンが売り切れてしまっていた。3つほど買う。
そのあとは店に併設されたカフェでパニーニを食べ、帰路につく。
実は明日も東京に行かなければならないが、お金がない。
でもとてもじゃないが、貸してほしいとは言い出せなかった。

ラーメンを食べて家についた。
親はまたパートに出かけていった。
自分は悩みながらも、スーツケースに荷物を詰め込んだ。
お金はないけど、電車に乗ってしまった。。